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月の雫

壊れた人形に 涙流していた
心 忘れず生きるには 大人になり過ぎた

最後の約束も 叶わぬ雨の中
当たり前のことの様に 目を伏せ 歩く

いつからなのか
傷つくことだけ 身についてた


  月の雫が降りそそぐ 乾いた心 揺らして
  月の雫が降りつづ 強く優しく包み込む
  今夜も…



壊れた階段を 手探りでたどる
踏み外せば 落ち行く先は 希望の残骸

飾られた言葉を 無理矢理信じ込み
心さえも 刻みながら 誰かを愛した

いつからなのか
ただ泣くことさえ 想い出せない

  月の雫が降りそそぐ 乾いた心 濡らして
  月の雫が降りつづく 流せない涙の変わりに
  泣いてる…



いつからなのか
踊らされたフリして ざらつく現実[イマ]

  月の雫が降りそそぐ 乾いた心 揺らして
  月の雫が降りつづく 強く優しく包み込む

  月の雫が降りそそぐ 乾いた心 濡らして
  月の雫が降りつづく 流せない涙の変わりに
  泣くよ…


Copyright 氷の翡翠 2006

【解説】
 『壊れた人形を見て涙を流していた』というフレーズがふと浮かんで、そこからイメージを膨らませて1曲仕上げた作品です。裏切りをわかっていても、それでも信じていたいという気持ちを歌い上げました。

 誰の目にも触れない独りの夜には泣いてもいい筈なのに、泣けば信じ続けることができなくなるから泣けない。そんな哀れな気持ちの代わりに月が涙の雫(光)を流してくれるから、これからも信じていける。そんなありきたりな歌詞です。

 そのうち、音声ファイルでもアップしてみよかな。アップしたところで曲だけですが。